奇跡の遭遇2019/01/20

こうなったら良いなと思っていたことがドンピシャで起こったときは、
本当に嬉しいし、「あ、俺持ってるかも。」と勘違いする。

今日はかずのセンター試験最終日。
昨日は自宅で送り出すことはできなかったものの、
ジャスの散歩中に奇跡的にかずと会うことができて、
結果送り出しに成功。

昨日夜の時点での今日の天気予報では朝方に雪の可能性ありで、
もしかすると少し路面が凍結するかもという内容だったので、
今日はかずを車で会場まで送って行く想定だった。
しかし、部活のさくも昨日の大会で持って帰ってきた弓があるので、
車で送って行く必要があった。

が、そこはセンター試験が優先なので、かずの予定の優先させて
順番に送っていくことで調整はついていた。
その予定で眠りに着いた。

しかし、起きてみると全く雪なんか降っておらず、道路は濡れてさえいない。
こうなると、かずは「普通に自転車で行くわ。」となり、
結果さくを部活に送っていくだけになり、
その時間がかずが出発する時間と丸かぶり・・・。

家を出る前に「かず、頑張ってね」と声を掛けて、さくと出発。

ここからが奇跡の始まり。
さくを学校で降ろした後、もしかしてパークタウン方面を通って帰れば
自転車のかずとすれ違うかもと思い、帰路はちょっと遠回り。

かずが通る道路にぶつかり、左折して自宅に向かうべく信号待ち。
既にかずがその交差点を過ぎてしまっていたら、会うことは無かった。
が、前方を見ると、右方面に向かう信号を待っている自転車が1台。
よーく見ると、かずだ!
すかさず小さくクラクションを鳴らすとこっちを見た。
片側3車線の大きな交差点なので、顔までは良く認識はできないし、
向こうから見ると車内の俺の顔なんて見えるはずもないとは思いつつ。
車内で大きく両手を振った。

かずからの反応はない。
それでも車内で身体を少し縦に揺らしならが両手を振ってアピール。
たとえかずは気づかなくても、今日もなんとか送り出せたことが、
独りよがりではあるが嬉しかった。
信号が青になり、颯爽と走り去るかずの背中を目で追って、
一人車内でニヤニヤしている男が一人。

すれ違うどころか、声は届かない距離でも、
双方が停まった状態で会うことができた。
昨日を上回る奇跡の遭遇だ。

何はともあれ、無事にセンター試験を終えた。
心なしか、ちょっと顔つきも変わったような気もするが、
まだ先にある本番をちゃんと見ているらしい。

そんなかずに
「朝信号待ちしてる時にパパ見たの気づいた?」
「気づいたよ。」
「手振ってんだから、振り返してくれてもいいじゃん。」
「は?交差点周辺に自転車とか歩行者がいないのに、
 一人で手を振ったらおかしい奴と思われんじゃん。」
「交差点周辺に自転車とか歩行者がいないならなおさらいいじゃん。」

今日も平和だった。
一段落した日の夜はリクエストに応えて寿司。
栄養付けて、心もリフレッシュしてまた頑張れればいいね。