嗚咽2019/09/29

土曜のブログを書いた後に夕食。
さくが録画していた金曜ロードショーの「僕のワンダフル・ライフ」を観ながら。
そこで、想定外の事態。
まぁ、動物ものはえてして涙がつきものなので、そうなるんだろうなと。
犬の一生が短いスパンで、しかも面白い感じで進んでいくので、
涙はまだまだ先かななんて思ってた。
が・・・。

ストーリーは、一匹の犬が転生を繰り返すものの、前世の記憶も残っていて、
なんだかんだ言って最初の飼い主を目指すというもの。
ママもさくも食事を終えてソファーで続きを観ていて、自分だけが食卓で
酒飲みながら続きを観ている状況。

急に頭に浮かんだのが昔飼っていた「ジミー」。
もはや映画の映像は目に入らなくなる。
「ジミーの生まれ変わりがジャスだったら・・・・」という想いで覆われる。
最後にジミーの命を断つ決断をしたのは自分。
そうなる状況を作ったのも自分。
ジミーも年老いて身体もなかなか言うことを聞かなくなっていたというのはあったにせよ、
自然な形で命を全うさせてあげられなかったという、結構大きな負い目がある。
「ジミーの生まれ変わりがジャスでいてくれたら、いろいろ償えるかな。
 そんな訳ないか。ってことは償いはできないか・・・・。」
と、気がつけば食卓で一人涙。
やばいやばいと食器を片付けに台所に向かうと、もう涙とともに嗚咽が抑えられず。

すかさず洗面所に逃げるも、嗚咽が止まらず。
異様な雰囲気に女子たちもざわつく始末。まぁ、そりゃそうだ。
結局その後は映画の続きなんて観れるわけもなく、気持ちが落ち着いたところで、
いつものジャスとの語らいの時間。
ウイスキーを飲みながらジャスを見ては涙を流す。
そしてジャスはその塩味を味わうためか、涙を舐める。
その行為にまた涙が止まらなくなる。
久々に嗚咽を伴って泣いた。

今日の朝にさくに聞いた話では、急に泣き出したので、こりゃ普通じゃない!
と思ったらしく、頭をよぎったのは
 ・実は不治の病が見つかって、それをカミングアウトしようとして感極まった
 ・実はすでに余命宣告されていて、それをカミングアウトしようとして感極まった
 ・実は浮気していたんだけど、みんなで映画を見てるという幸せな情景を見て
  自分が間違っていたとカミングアウトしようとして感極まった
とのこと。
無事に思春期まで成長した娘は、妄想できる範囲も順調に成長しているらしい。
逆に単純に映画の影響を受けていたという結果で申し訳ない気もしないでもない。
でも、浮気って・・・。

今日の朝、途中で見ることができなくなった「僕のワンダフル・ライフ」の
観てない部分を見直す。
ジャスがジミーの生まれ変わりではないと思えば、苦にならずに観れる。
結果、いい映画だった。

今日は良い意味での想定外で天気が崩れず。
でも、大泣きしたこともあってなんか目の周りが腫れぼったい。
しかも昨日の草刈りで背中を痛めたようで、それがどんどん痛くなり、
天気は良いものの、今日は大人しくしているしかないこと確定。
とにかくここのところうまく行かないことが多い。

昼はさくが食べたいと言っていた「ジャージャー麺」を食べに行き。
午後はちょっと仕事した後で早めにジャスの散歩へ。
空にはなんか箒みたいな雲。
やっぱりもう秋だ。

黄金色の稲穂が、さらに秋を感じさせる。

今日の最後は、新たに入荷した「Maker's Mark」。
何年ぶりか。
ちょっと前はCMもやっていたので、その影響で買ってみた。
家で飲むことも少なくなったので、ちょっと珍しいやつでも良いかと。

たっぷり涙を流したせいか、どうも目が乾いてしょうがない1日だった。
明日からは悔し涙を流すことがありませんように。