スリルとサスペンスな絶景2021/01/11

身体はまだ痛い。微妙に遅れて来る筋肉痛。徐々に身体が蝕まれていく感。
それと、実は昨日の夜に心が折れそうになる事態が発覚。
風呂上りに久しぶりに体重計に乗ってみようという気になる。

出社も減り、スーツを着ることもめっきり減って、もっぱらスウェット。
たまーにスーツを着ると「ん?ベルトの穴が・・・」とは思っていた。
それと、一昨日行ったスノーボードでも、リフトを降りてバインディングを
セットする時に手を足に持って行った際に、なんか腹のあたりがきつい・・・。

結果、体重は74㎏。
一昨年だったろうか、70㎏を切ってからしばらくは体重もキープ。
去年、コロナでテレワーク中心になっても、ほぼ70㎏をキープしていた。
きっとジャスの散歩が良い運動になってるのかもなんて思っていたらこのざま。

今日も朝起きてジャスの散歩へ。
泉ヶ岳も綺麗に見えるが、いろんな理由で今日はゲレンデに行く気は無し。
どっちかと言うと、ダイエットをどう進めるかということが思考の30%を占める。
が、それも飽きてきて、ふと頭をよぎったのが「光明の滝、凍ってないかな?」
一昨日のスプリングバレーの帰りに寄ったラーメン屋に、光明の滝の写真があり、
今思えばつららの写真もあったかもと。

朝飯を食べた後、「ちょっと滝見に行ってくる」と車に乗り込む。
泉ヶ岳にに続く長い直線道路から見える泉ヶ岳はくっきりで、車道の雪もほぼ無し。
左折すれば泉ヶ岳という交差点を直進し、大和町訪問へ向かう道路を途中で左にそれる。
そこから一気に雪道になる。

これまでMTBでしか来たことがなかったものの、道路の細さは既にインプット済み。途中から山道に入ると車一台が通るのがやっとの道。
雪が降ればさらに細くなる。
でも、一応轍はあるので、目的や車種は不明だけど、車は通ってるということ。
おっかなびっくり車を走らせて目的地に到着。
轍は先に続いているので、もっと上に行く車もいるらしい。
左は滝に下りる手前の東屋。
轍は写真だと浅そうに見えるけど、実は意外と深い。

ちなみに帰り道はこんな感じ。一歩間違えば右側の谷に転落。
なかなかのスリルだ。

で、滝にはそこそこの人が来ているのか、滝に下りる階段は
それなりに踏み固められていて、逆にそれが滑るので、
写真を撮ることまで頭が回らず。
滝つぼに到着したのは一応朝日が当たる9時半。
来てよかった!
青空と木々に積もる雪、岩肌からぶら下るつらら、凍らずに流れる滝。
景色が目から飛び込んで来て、心と頭に分岐して、余計なものを突き飛ばす感覚。

冬に来たのは初めてなので、この景色が例年のことなのか、
それとも今回の寒波の影響かは判らない。
こじんまりとした滝ではあるけど、それでも自然が作り上げる造形に単純に感動する。

月明りの下でも見てみたい気もするが、生きて帰れる気がしない。
山道に入る手前に車を停めて、ヘッドランプを付けて歩きで来ても良いか?
とまで考えたけど、滝の周囲は電波が届かないので、万が一を考えるとちょっと・・。
それと、年明けに八幡方面で熊が目撃されていたり、
今シーズンは熊も冬眠してないという情報も耳にするので。

滝つぼから流れる水は沢となっていずれは七北田川に合流するんだろう。

さて帰ろうかと思って階段を登って行くと、階段を登り切ったところに
人が仁王立ちしているのが見えた。こんな状況で人に会う?
「あれ?もしかして見えてはいけないものが見えた?」とか思ってちょいビビる。
でも何回見てもいるし、何回目か見た時にたばこ吸ってるのが見えたので、
タバコ吸うお化けは居ないだろうと少し安心。
登りきると「こんちは」と声をかけられ、続いて「下は滝があんだ?」と聞かれる。
感覚的には80歳に近い。
滝の存在も知らず、決して安全ではない雪道を、この人は何をしに来たんだ?
とまた疑念が浮かぶ。
まさか人に見られてはいけない何かを捨てに来た?とサスペンスモードになる。

が、話を聞いてみると、イノシシを探しに来ていたらしい。
この雪だと、イノシシも沢伝いに移動するらしいので、沢のある方に向かって来たら
ここにたどり着いたらしい。
でも、猟をしに来たということは、彼のジムニーには猟銃があるはず。
目撃者なんて到底期待できない中、車のドラレコの撮影範囲を気にしてしまう。
「こんな雪だとやっぱり今日は無理だな。」と言って男は来た道を戻った。

が!
ほぼ一本道の状態で先に男を行かせたのは失敗だったかもしれない。
途中で車を停めて、あとから来る俺の車を足止めさせ、猟銃で一撃。
と思ったというのは本当。
だけど、結果的にはそんなこともなく、民家があるところまで降りると、
雪に埋もれた水田とその向こうに鎮座する山々の景色。
スリルとサスペンスを勝手に味わったあとだからか、やけに清々しい。

この後は、融雪剤で白くなった車を洗ったり、ダイエットの為の準備をしたり。
本当はいろいろと仕事をやつけないといけなかったのに、全く手つかず。
明日からまたバタつくのは確実だけど、3連休は良い感じで満喫できたから良いか。
仕事でバタついても、別に死ぬわけじゃないし。