苦悩も乗り越えてしまえば甘いらしい2022/06/13

この世には困ったことがある。
どうやっても時を止めることはできない。
ちょっと一旦止めて!
たんまたんま!
ちょっと落ち着かせて!
というのが実は効かない。効いてるようで効いてないので、どんどん時は進む。

やけに飛行機雲が多いなと思ってスマホを空に向けると、チャリや車が映り込む。
チャンスを待っているうちに飛行機雲はどんどん形を変えてしまう。
さっきはもっとくっきり見えてて映えてたのに・・・と。

だからこそ、今この瞬間を大切に、感謝しないといけない。
朝見送ったから夜も会えるとも限らない。
夜おやすみを言えたから翌朝会えるとも限らない。
極端な話、数分前に会話していたのに、もう会話ができなくなっていたり。
最近ではまさにウクライナの戦地が如実にそんな状況なんだろうと思う。

チャンスの神様は前髪しかない。。。
すれ違うタイミングで掴めなければ、振り返ってももはや掴めない。
チャンスって?すれ違うタイミングって?一体いつ?
「あっ!見つけた!」って感じか?

じゃあ、「あっ!見つけた!」って何を見つけた時だ?
探してた何かを見つけた時だろうけど、それは何?
サンゴが産卵する珍しい光景か?
流星群の飛来か?
新しい仕事を取れた時?
人気ありすぎて生産が追いつかないスイーツをコンビニで見つけた時とか?

でも、もしも、もう見つけたいものを見つけてしまっていたら・・・。
それを大事に守っていくしかないんだろうね。
それが記憶、記録だとしても、現在、未来だとしても。

先週だったか久々に海、菖蒲田海岸に行った。
震災のモニュメントの指の間にはシロツメクサ。
持たせてあげたいと思った気持ちを素直にそのまま形にしたんだろう。
なんかそう考えただけで、ウルっと来た。
きっと、「そうしたい」という思いをとっさに「見つけて」行動に移したんだと。

この日は初めてジャスの海散歩にママも連れて行った。
前日まで強風だったので、時化の影響か海藻が打ち上げられてて画的にはちょっと。。
ジャスもいつもと違う3人(2人+1匹)での散歩で戸惑いつつ、はしゃぎつつ。

「苦悩も乗り越えてしまえば甘い」とかいう言葉がある。
ゲーテが言ったらしい。
苦いもんが甘いもんに変わるかね?
それがたとえ記憶だとしても?
大人だねー。

立派なおっさんだけど、まだまだ若輩もんの自分にとっては苦いもんは苦いんだよ。
痛いものは痛いし、悲しいことは悲しい。
それが時間が経つにつれて普通に話せる、笑いながら話せる。
せいぜい行けてもそこまでだろうと思う。
笑いながら話せても「あれは苦かった」としか、今の自分には言えないだろうなと。

ということで、苦悩は乗り越えられても甘くなるという気はまだ全然しないけど、
そもそも乗り越えないとその議論も何も始まらないし、結果も語れない。
腹を決めて、粘り強く、根気強く行くか。