初雪山登山で締めくくり2022/12/31

昨日から少し狙ってはいた。
スプリングバレーでの気温、風をチェックした結果、もしかして31日も山は晴れ?
ヤマテンでは年末年始はずっと「C」ランクだけど、その結果がこの青空だぞ!と。
とは言え、山の天気は本当に変わりやすいのはその通り。
で、今日の朝は昨日のスノーボードの筋肉痛で目が覚めたと言っても過言ではない。
ジャスの散歩に言って、その帰り道に泉ヶ岳を見ると・・・全くの晴れ。
帰ってからママに「山行ってきて良い?しかも登山だけど。。。」と。
昨日のスノーボードの疲れが大丈夫であればとOKをもらったので急ぎ準備して山へ。

スタートが遅れたので、登り初めは10時過ぎ。
大駐車場から登山口までの路。アスファルトは全く見えず。

水神コースの入り口まで来たけど、もっと前に履いておけば良かったと思うほどだったので、ここで軽アイゼンを装着。
後から来た人は既にアイゼン装着してたけど、同じ場所でアイゼンを増し締め。
最初の締め方が甘かったのかなと思ったけど、その理由は後から判った。
とにかく、アイゼンを装着すると、一気に雪山モードになる。

少し登ったところで、動物たちのトレース。
これは明日からの干支のうさぎ。
冬以外ではなかなか目で見て感じられない息吹もある。

そして、この辺りで靴の紐が緩んだというよりも靴の中で足が少し動くようになった。
アイゼン装着で、重さも含めてだろうけど、ちょっとずつズレたと思われる。
それを直した時に先に伸びるトレースを撮ってみた。

初めての雪山ということ、初めてのアイゼン歩行ということで
周りが見えていなかったけど、上を見ると青空だったことに感動を覚える。
ここでこれだけの感動をしてたら、上に行ったらどうなるんだともはや不安。
それと、ここで一番上の来ていたソフトシェルを脱いだ。
あまりにも暑くて、このまま行ったら汗だくになりそうだったので。

雪上にできたトレースの上を歩くので、細かい起伏がないので意外と楽に水神へ。
いつもはみんなが川沿いまで降りて休憩しているポイントも完全に雪に覆われてる。
とはいえここで水分補給。

水神碑も周りの木々の葉が落ちて、こんなに空が見えるポイントだったことに気づく。

途中、大岩の急斜面を登り、山頂前の最後の難関となるさいの河原へ。
最初から、昨日のスノーボードの疲労が完璧に残っていて、騙し騙し来たけど、
ここが一番キツかった。それでも青空が確実に近くなっていたので、休み休み進む。

山頂手前のビューポイントに到着すると、上にはもう雲と青空しかない。
でも、風が冷たいってもんじゃない。
レイヤリングが大事という意味を体感。こりゃ下手すると本当に低体温になりそう。

リュックからソフトシェルを取り出して着た後に、保温水筒に入れてきた
熱々の珈琲を飲みながら写真撮ったり、ボケーっと景色観たり。
頬に当たる冷たい風が、本当に冬の山頂に来たんだという実感を沸かせてくれるのと、
なかなか大変だったなーという充実感。
それと、この景色に限らず、何かを乗り越えた先でしか見えないものってやっぱりあるよなと。それは俺だけじゃなく、ママ、かず、さくにだってある。
みんなどんな景色を観てるんだろうとか考えたりして。
涙が流れた。。。ボケーっと考えてるだけなのに。
なんか意識は頭の上のほうから、ボケーっとしている自分を見ているような感覚。

動いてないとどんどん体温が奪われるので、珈琲も飲んだし頂上へ向かう。
いつもは身長の高い頂上碑もかなり低くなっていて、祠も屋根を残して埋没。

下山は滑降コース。
昨日のスプリングバレーから見えたように、しっかりと太平洋が見えた。
3シーズンとは確実に違う何かがある。空気?木々の葉がないこと?

少し下がったところで、「まじかー」と言った後に言葉を失った景色。
写真ではどうしても伝わらない感動がある。
まぁ、写真がうまい人ならもっとうまく伝えられるんだろうけど、
空気、明るさ、音、匂いが混ざった景色は確実に伝える手段はないと思う。

見返平から下に続くトレースと、その先にある仙台平野。

3シーズンでは確実に数十センチ下を歩いてるコースのはず。
大石、中石、小石、木の根っこ等の段差を気にしなくても良いけど、
細いトレースを頼りに歩く。
トレースからちょっとでも外れると、確実に数十センチ踏み抜く。

アイゼンの装着はあるけど、通常ならいつもの登山よりも楽だったはず。
確実に昨日のスノーボードの疲れで、まぁ足も含めて身体が重いこと重いこと。
逆に言えば、そんな状況でも登れるのが冬山かもと。
ハードルが高いと思われるものの、実は覚悟があればそれほどでもないことが判った。

下山は1時半だったので、途中にある萬太郎がやっていたので、今年最後のラーメン。
昨日のとらの子が最後かと思っていたけど、2022年の締めラーメンは「あぶり辛味噌」。

短い休みとなる年末年始休みの前半で、スノーボード、雪山登山というやりたかったことができたのはでかい。
一日、一日を楽しみそびれることが無いようにしないとと1年の最後に思った。
みんなそれぞれ大変ななか一生懸命生きてる。
安心して帰ってこれる、頼れる場所でいないといけない。来年も頑張ろう。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
アルファベットの最初の文字(大文字)は?(例:A)

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://takahashi-wind.asablo.jp/blog/2022/12/31/9551890/tb