中総体2017/06/10

朝5時起き。
本日の主役であるさくは5時起きを宣言しておきながら、
結局はパパに5時15分に起こされてる。
でも、昨日の夜は自ら早くベッドに入ってたので、睡眠は十分取ったことになる。

今日からさくの中学最後の中総体。
朝のジャスの散歩のコースは加茂神社経由で、
「とにかく悔いの残らないように」
とお願いしてきた。
どんなに感動的なシーンが見られるのか。

さくによると「県大会行くから」と超強気発言が出ていたけど、
本気なのか自分を鼓舞するためなのかは不明・・・。
どちらにしてもすごく頼もしく見えたのは否定しない。

結果は・・・・・。
団体戦は月曜の決勝トーナメントに駒を進めたけれど、個人戦は2回戦敗退。
個人戦は素人の見方としては残念ながら自滅系という感じ。
悔いが残っているかどうかは聞くに聞けないが、負けず嫌いのさくからすると、
悔いは残ったはずだ。
それを思うと試合後にどう声をかけたらいいか多少迷った。
「惜しかったね」か「頑張ったね」かはたまた・・・。
が、試合後は審判やらがあってすぐには会うことが出来ず、
結果として大会終了後に解散してから「お疲れ」とだけ。

でも、サバサバ系の性格なので、その悔いとやらがあったとしても、
帰りの車の中でチョコをむさぼりながら友達と「あ、それな!」
とか言ってる姿を見ると、もはや悔いも忘却の彼方なのかもしれない。
しかしこれは完全に心に痛みを負ってほしくない親の願望なのかも。

それにしても、本当に感慨深い。
今日の個人戦の1回戦の相手は1年生。
試合の時の段取りもおっかなびっくりだし、試合も「卓球 vs ピンポン」
と言う感じで、正直全く試合にならない。
でも、その姿は2年前のさく達と完全に重なる。

女子卓球部が部員がいなくなって廃部になってから数年経過した状態で、
なぜかさくを含む8人が卓球部入部を希望して、先輩がいない中
1年生だけで卓球部が復活。
何をどうすれば良いのか判らないまま、さくが部長に就任。
超初心者で右も左も判らない集団が、日に日に成長していく姿は
この2年間まさに手に取るように見えた。
それはまるで、赤ん坊が生意気な会話をする中学生に成長するまでの過程を
2年間に凝縮したようなスピードだった気がする。

先輩がいなかったのに、今ではちゃんと先輩をしている。
それに付いて来ている後輩がいるということは、ちゃんと後輩の面倒を見る
先輩になっているのだろうと想像もつく。

2年前の試合では、試合前に円陣を組んで掛け声をかけるなんてこともなく、
点を取った時の掛け声、福原愛ちゃんの場合の「サーッ!」とか、
張本君の「チョレイ!」のようなものは皆無。
それが今では、他の学校と遜色の無い立ち居振る舞い、堂々と立ち向かう姿、
点を取った時の掛け声も他校に引けを取らないというか、むしろ勝ってる。
これまでの経験値の表れなんだろう。
経験値を積むための過程のいろんな思い出が時折甦ってきて、
試合中になんの感動ポイントでもないのに時折目頭が熱くなった。

自分達も過去に同じような思いをしているはずなので、
当たりまえのように通る道と言ってしまうのは簡単だけど、
やはり親の立場としてみると、また違った思いや願いを付け足して見てしまう。

さく達の試合が全て終わってから帰宅して、そんままジャスの散歩へ。
途中桜ヶ丘公園の球場では、野球の試合中。
今日はどこもかしこも中学生っぽい制服、ジャージ姿を見かけることが多かった。
いろんな物語が生まれたんだろうなと思うと、それだけで目頭が。
もうこうなると歳とって涙もろくなっただけだ。

大会途中、雷の影響で会場が停電になるというアクシデントもあり、
大会終了の時間が大幅に後ろにずれて、朝早かった中学生たちも
かなり疲れているであろう中、大会後のロビーで男子、女子合わせてのミーティング。
話しを聞く姿勢もいっちょ前に見える。

まだ、月曜日に団体の決勝トーナメントが残ってる。
そこで最後になるか、もしくは強豪を打ち破っての県大会出場権を得るか。

勝ち負けに関わらず、悔いが残らないように戦うことが出来れば最高という思いで
今朝加茂神社で「悔いが残りませんように」とお願いしたけど、
よく考えてみるとそれはそれでなかなかハードルの高い望みなのかもしれない。
であれば、いずれどこかで悔いは残ったとしても、せめて
「楽しい部活動生活だったー!」
と気持ちが切り替わってくれれば良い。
と思うこと自体、余計な親心なのかもしれないと思いつつも止められない思い。

止めようと思っても止められず、整理をしようとしても整理できず、
自分の中で結論にうすうす気付いているのに気付かないふりをしたり、
どこまで口を出すべきか出さざるべきかに迷ってタイミングを逸してみたり、
心を鬼にするべきか、全てを受け止めて包み込むべきなのかに悩んでみたり。

パパもママもいろんな意味で頑張る、だからお前たちもいろんな意味で頑張れ。
何があっても前を向いて、一歩ずつ、いや半歩ずつでもいいから前へ進んで行こう!

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