電波に一喜一憂2018/11/22

携帯の電波が届かないことで、困ることがある。
例えば、どうしても連絡、通信がしたいのに出来ずにヤキモキし、
いろんなことが間に合わなくなったりする。

逆に携帯の電波が届かないことで、助かることもある。
例えば、仕事中に別件からの横やり、邪魔が入らずに集中できたりする。

昨日までの秋田出張がまさにその両方を味わった。

湯沢の電波が悪いわけではないが、お客さんの建物に入ったとたんに、
docomo、auがほぼ繋がらなくなる。
softbankはそこそこつながるらしいので、携帯の基地局のからみかもしれないが
工場の中でもこれだけ電波が届かないところは珍しい。
しかし、そのおかげで木曜は電話が鳴らず、打ち合わせ、作業ともに超順調に、
それも一気に進む。

が、金曜日の早朝に今回訪問しているお客さんのところから
不穏なエラーメールが飛んできた。

朝、お客さんのところに行って状況を確認すると、確かにエラー。
但し、前日の作業にミスもないので、技術情報等の検索を開始。
したいけど、携帯がつながらず、テザリングもできずに何もできない。
そうなると「もうっ!電波!」となる。
お客さんに通信カードを貸してもらってなんとか調査を開始することに。
結果としては原因は判らなず、サポートに解析を依頼して本来の作業に戻る。

そして今回予定していた作業は全て完了。

そして、決して多くない本数の在来線に乗るべく、タクシーで駅に向かい
切符を買って電車に飛び乗る。
と、ここで携帯にSMSで着信のお知らせ。
しかも大量・・・・。
ある意味気分良く出張を終えられると思っていたところへ、
一気に気持ちに重しがぶら下げられ、胃が潰される感じに。

しかし、在来線、新幹線の乗り継ぎで、在来線は話はできず、
新幹線も山中と通るので電波が届かず、最低限の会話はできたものの、
途中でプツッと切れてそこからはSMSでのやり取りでヤキモキ。

目に見えない電波というやつに一喜一憂させられるというのも
なんか気に入らないが、目に見えない電波というやつがないと、
もはや世の中が回らないというのも事実なわけで。

生きやすい世の中なのか、生きにくい世の中なのか。
利便性を得る一方で、何かを無くしているようにも思う。
一長一短とはまさにこういう事か。