ワークライフバランス ― 2018/11/16
これまで苦労して提案していた案件が、本日内示をもらえた。
競合他社との熾烈、そしてえげつない戦略を駆使し、パソコンの前で頭を抱え、
社内の調整に奔走し、休日も・・・・。

そんな中でもたらされた朗報。
でも、素直に喜べない状況なのが現実。
「よし、無事取れたので打ち上げでも行くか!」となればいいものの、
実際は「あ~ぁ、やっとひとつ片付いた・・・疲れた。」だからだ。
実際、ここ最近は遂行中のプレジェクト2件、提案案件が3件を並行して対応。
細かい提案案件を含めるとざっと10件にはなる。
その提案案件のうち1件が一段落しただけで、まだまだ仕事が残っているのだ。
つまり、休む暇、喜びにふける暇がない。
TVやCMで見る、書類が山積みの画。
ぶっちゃけると、会社の机はまさにこんな感じになっしまっている。
次から次へと電話、メールが来るので、都度机の引き出しを開けて取り出す
という行為が面倒なのだ。

机の乱れは心の乱れやら、机が汚いと非効率やらと言われているが、
はっきり言ってそんな余裕の中で仕事ができるケースだけじゃないのだ。
仕事を溜めるのが悪いとか、他の人と分担すりゃ良いとか、NOと言うのも大事とか、
組織の問題だとか、コメンテーターならそんなことを言うのだろうけど、
ああいうコメンテーターの人たちは、ああいう場所に出るだけの時間がある。
なんの為にああいう場所に出てコメントするのか。
ボランティアではあるまい。
そう、つまりは稼ぐ為ははず。
これまでどれだけの経験をしてきたのかは判らないが、10とか20とかの
業種、職種を極めているはずもない。
その狭い量見で物事を言い切られても「はぁー、そうっすか。」としかならない。
その上、「改善が必要」だの「組織を変える必要がある」だの、
具体的な対処策などには触れない奴らがほとんど。
働き方、稼ぎ方なんて数え切れないほどある。
話が完全に逸れた。
コメンテーターに怒ってもしょうがないし。
まぁ、結局は仕事の量が多すぎて、余裕がなくなっているということだ。
世の中では「ワークライフバランス」が叫ばれている。
確かにバランスが良いに越したことはない。
でも、その「バランス」というものが難しい。
働き方改革とやらで、残業時間とかを減らすというのも確かに大事ではあるけど、
時間でのバランスだけではうまく仕事が回らなくなったり、
仕事における「達成感」「やりがい」まで削がれてしまっては、何かが違う。
別の意味でバランスが崩れてしまう。
余暇を過ごす為に必要なお金の心配をしないといけない場合もある。
心身を守るために仕事を減らし、結果給料も減り、休日はボーッとしてる。
変なバランスだ。
世の中の流れを「バランスを取りやすくする」という方向に持っていく
という意味では働き方改革を法案化するのは意味があると思う。
ただし、傍から見た場合のバランスと、本人が感じているバランスは
一致しないことも多いはず。
そうなると、どうなることが「バランスが取れた状態」なのかが判らないことになる。
残業してでもやりたい仕事は確かにある。
利益が少なくとも取らなければいけない仕事もある。
負けるとわかっていても、戦わなければならない時もある。
そんな中で「ワークライフバランス」というルールは作れないのだ。
つまりは、個人の中で「バランスが良い」と感じる状態を考え、作るしか無い。
今、せっかく仕事の成果が出たのに、達成感を感じられない状態にある。
それは確実にバランスが悪い状態だと感じている。
ではどうするか。
仕事の量を減らすことだ。
ではどうするか。
仕事を断るということだ。
俺はもっとできるはずだ、断るのは申し訳ないという考えを捨て、
「ワークライフバランス」を積極的に進め、充実した時間を過ごすべきだ。
ということで、来週からは仕事を取捨選択していくという理由を作ってみた。
しかし、効果を発揮する気は、全くしない・・・。
バランス以前に、確実に病んでるようだ。

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