曲者達 ― 2014/11/07
最近、なかなかの曲者の方々に悩まされてる。
その人も曲者な上に、その上司も曲者だと、どう仕事の提案をして良いか迷うわけだ。
とりあえず、担当の曲者を納得させる内容で提案したとしても、それがその曲者を
介して上司の曲者に伝わるときに、折れ曲がって伝えられたりする。
そうなると、上司の曲者からの苦言を含んだ結果が、担当の曲者から帰ってくる。
しかも、その回答も折れ曲がって帰ってくるもんだから、誰も本当のことを知らない。
紆余曲折の末、担当とその上司のダブル曲者同席のもと、打ち合わせをしても、
なんだか内輪もめが始まり、我々は傍聴席の人と化す。
しかも、その内輪もめの結果、「どう思います。」なんて突然の無茶振りで、
油断してると傍聴席から突然参考人招致される。
しかし、それがチャンス!
内輪もめを聞いてるフリして、実はほとんど聞き流して別件のことを考えててても、
キーワードは脳みその枝に引っかかってるので、それをもとに話を広げ、なんとなく
両者の最大公約数を導き出して、「我々が解決策をお持ちします」なんてしめる。
初回から最少公倍数を出したいところだけど、そうなると今度は両者の内輪もめが
家庭裁判所なみから、一気に最高裁まで行く勢いになることがあるので、そこは
控えめに。
やれやれと思いながらも、後日最大公約数の提案をすると、にこやか、
かつ素直に話を聞いてくれる。・・・・怪しい。
そして最後に「上に相談します。でも、どうかな~あんな人だから。」と。
いやいや、「あなたさまも、なかなかですよ」とは言えるわけないけど。
さて、周りに目を向けると、他の担当の方々は「可愛そうに」という目で
見てくれちゃって、たまに話をすると、「頑張って!通らなきゃいけない道だから。」と。
通りたくねー、っていうか退却してー。
っていうお客さんが増えてきた。
そうやって、俺を大きくしようとしてくれている、ありがたい神様がいるらしい。
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