久しぶりの福島駅2015/04/10

ここのところ、福島県の仕事が続いているが、今日も例にもれず福島。
最近は営業車での移動が多かったが、営業さんもいないし、会社の車も
予約で埋まっていて使えなかったので、のんびりと新幹線で出張。

午後からの作業も順調に進み、帰路につき福島駅へ。

新幹線の時間まで時間があったので、改札を過ぎた構内をぶらつくと、
飯坂のわらじ祭りに使用する巨大わらじが飾られてた。
一度だけお客さんのビルの前をわらじを運ぶ行列を見たことあるけど、
山を登るところとか見てみたい。

もう一つは、クリーンエネルギーへの取り組みの紹介スペース。
エコロジーステーション、略して「エコステ」運動ってのがあるらしい。
福島県と周辺の県の地図上に、水力や風力発電事業が紹介されてた。
自転車をこいで発電して、模型を走らせることができる仕組みもあった。
よっぽど暇だったのか、20代後半くらいに見える若い女の人が、
「一人なのによく乗ったね。でもそんなんじゃ発電できるわけないじゃん。」
とつっこみなくなる程度にペダルをこいでた。
周りに連れがいるわけでもなく、本当に一人。
なんかほのぼのした時間に身をおいた気分。
でも、実はお母さんとお姉さんのトイレ待ちだったようで・・・。

クリーンエネルギー施設のプレートに隠れて、小さく「福島第一原発」のプレートも。
地図上からこれがなくなる日はいつになるのか。
想像もつかないくらいの年月がかかるようだが、クリーンエネルギーなり、なんなり、
とにかく前に進まないといけないし、進み始めてるということが視覚的に感じられる。
意外とこういうスペースが、アピールだけじゃなく、自己啓発にもつながっているようだ。

思いもよらぬ場所で、立ち止まったままではいけないとあらためて感じたのと、
一人なのにひらひらスカートで自転車をこいで発電し、模型を走らせることを試みる、
という勇気ある女性がいることを知った出張でした。