秋保散策で悟ったこと2015/04/04

さくやの卒業旅行二日目。
朝飯前に温泉に浸かってさっぱり。
この日は、前日女湯だった河原の湯が男湯に入れ替わっていたので、
朝日が反射する川面を眺めながら、たっぷりとため息を吐き出して、リフレッシュ。

朝飯食って、昨日買うと誓ったさいちのおはぎを買いに行こうとしたら、
「あとでみんなで行ったら?みんな買うんじゃない。」と。
確かに。

おはぎは、帰りに買うとなると、もう温泉はたくさんになったので、
また散歩へ出かける。当然?のことながら一人。もう慣れっこ。

この日は朝から快晴。
好天の磊々峡という手もちょっと頭をよぎったが、別に2回はみなくても
っつうことで、目的地を決めずに逆方向へ出発。

湯元の共同浴場の前を通ると、既に朝風呂を済ませたと思われる人が居て、
世間話に花を咲かせてる。
ちょっと行くと、温泉客も来ないんじゃないかという場所に飲み屋。
「近くに飲み屋ある?」と聞かれれば、ホテルの人も、「ちょっと歩いたところに
ちょっとした飲み屋はあります。」と言えなくもない場所。

「青森ホルモン つなみや」
「居酒屋 カラオケ コーヒー じゃむ」
「ラーメン やきとり ゆけむり茶屋 ひまつぶし亭」・・・・。

仙台の奥座敷ともいわれる秋保で青森ホルモンはちょっと・・・。
コーヒーと手作りジャムでも販売してそうな「じゃむ」も居酒屋というより
カラオケサロン的な雰囲気。
気軽に来てという思いがつまってそうだけど、暇つぶしに来たらラーメンも
やきとりも注文しないし、なんだったら「じゃむ」でコーヒー一杯で粘りたいかも。

この先には何もなさそうなので、方向を変えて天守閣自然公園方面へ向かう。
佐勘から片道約1㎞、説明版を見てもともと山城があったというのを初めて知った。
天守閣なんて名前がついてるけど、なんでだとは思っていたが、これで納得。
秋保摂津守が治ていたらしい。

そこからちょこっとだけ行くと、昔は結構利用してた「木の家」。
ここで新しい仲間と出会ったり、いろんなエピソードがあったのを思い出す。

そろそろ、みんなも動きだす頃だろうと思い、木の家からUターンして佐勘へ。
案の定、そろそろ動きだし始めのみなさんに、「秋保大滝にでも行く?」と提案。
すると「おばあちゃんが磊々峡見たことないって言ってたよ。」だって。

結局、磊々峡に行くことに・・・。
昨日、磊々峡まで行ってきたという話をした時には、反応薄かったのに
俺は二日連ちゃんなので、新鮮味も何もなし。

しかも、旅館を出てさいちの前を通ると、いくつかある駐車場がすべて満車で、
おはぎを買いに行く人、買って帰る人の波がすごいのなんの。
そこで「おはぎ買う人いる?」と聞くと、「別にいいかな」と、誰一人として
賛同する声なし。
「あとでみんなで行ったら?みんな買うんじゃない。」と言っていた本人は無言で
なんのフォローもなし・・・・。
俺一人のためにこの駐車場に車停めて買いに行くのも気が引けて。
結局おはぎはおあずけ。
佐勘から歩いて1分程度だったのに、こんなことならやっぱり朝買いに行けば良かった。
詐欺にでもあった気分。

失意の中、車を走らせて磊々峡へ。
「磊々峡って近くにあるのは知ってても、なかなかそれを目的に来ないもんね~」
って、まったく同じこと考えて、前日に俺は来ましたが・・・。
しまいには「磊々峡って橋の上からみるだけじゃないの?歩くの?」だと。

結局前日初めて見た俺がガイド役っぽくなって。
確かに、昨日は曇りや雨というあいにくの天気だったけど、この日は快晴で、
景色は格段に良かったけど、昨日の今日じゃ感動はさほど変わらず。


そして、昨日俺が引き返したあたりで、みんなの足が止まる。
「まだ先あるよ。この先は俺も見たことないけど。」
「んー、もういいんじゃない。」「そうね~。」
結局、まったく同じとろこしか見れず。

ママとチビたちは3列目シートで爆睡。
じじ、ばばたちはそれぞれの話に夢中。
親父は黙々と運転。
親父はこうやって哀愁を身に付けていくんだと強く実感できた旅行に。
悟らせていいただき、ありがたいです。まったく。

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