永遠のゼロ2011/10/22

昨日の夜、それまで読んでいた「永遠のゼロ」を読み終えた。
ほぼ終りのほうまで、ゼロ戦による空中戦のリアルな描写や、パイロットの心中等が書かれていて、
それはそれで十分に引き寄せられる内容だったけど、最後の数十ページから、
「もしかして。いやそんな。でもなぁ・・・」的に考えさせられるというか、推理してしまうというか、
どんな展開になるのか非常に気になる内容へと様変わり。

二人の孫が、特攻隊員だった祖父の素顔を、当時の戦友に聞いて周るのだが、
聞けば聞くほど「臆病者」、「凄腕パイロット」という二つの顔が見えてくる。

しかし、その「臆病」さは、次第に周りに伝播するように、周りの人たちにいろいろな影響を与えていく。
さらには、特攻で命を落とした祖父に代わり、影響を受けた人たちが、祖母や母親を・・・・。
必ず帰ってくるという約束は、意外な形で達せられていたということ。

当時としては、ありえない内容なのだろうけど、そうあって欲しいという
思いをもって読むと、
すごくかっこいい祖父だと思った。
自分もそうありたいと思わせてくれた。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
アルファベットの最初の文字(大文字)は?(例:A)

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://takahashi-wind.asablo.jp/blog/2011/10/22/6166231/tb