INTO THE WILD2015/12/03

借りたまま見ていなかった「INTO THE WILD」を、
平日の夜に深夜までかかって観た。
ストーリーはあまり起伏がなかったので、途中睡魔に襲われ、
寝ようかとも思ったけど、起伏はないが何かジワジワと感じる何かに
引き留められて、結局夜中の2時半までかかり最後まで観ることに。
確かに、翌日の仕事中、ちょっと眠かった・・・・。

ストーリーを超簡単に言うと
 裕福で優秀な若者が、その全てを捨てて、物欲にまみれた
 世の中を捨てて放浪の旅を続け、最後にはアラスカで餓死する
という、実際にあったことを元に書かれた小説の映画化。

捨てた「全て」とは、免許、IDカード、お金、車、家族、本当に全て。
しかも最後は餓死。かなりショックだった。
言ってみれば、無鉄砲な若者が悲劇的な最後を遂げるロードムービー。

最終目的地であるアラスカに向かう途中、ヒッチハイクや
バイトをしながら、多くの人と出会い、その影響を受け、
逆に影響を与えながら、アラスカにたどり着き、
廃棄されたバスで一人暮らし始める。

自然の美しさや、その中で暮らしているところ、様々な人との出会い等、
部分的に見ればそれなりに「いいね」と感じる部分はあったが、
起伏の無いストーリー展開に、最後の方まで「何を伝えたいのだろう」
というのが、頭の大部分を占めていた。

でも、暮らしていたバスの中で、命を落とす直前
「幸福が現実となるのは、それを誰かと分ちあったときだ。」
と書き残す。全てを捨てたはずの主人公がだ。

主人公のような最後は迎えたくないのは事実。
でも、うまく文章にできないが、映画を観て感じたものがたくさんあった気がする。

・自然との調和
・自然の強さ/優しさ
・人の弱さ/強さ
・人とのつながりの大切さ
・人生は一度きりということ ・・・etc

実在した主人公「クリストファー・ジョンソン・マッカンドレス」、
原作者、そして監督の「ショーン・ペン」が考えていたこと、
伝えたかったことがなんだったのかは判らない。
でも、これを観て、いろんなことを感じた、というか考えさせられた。

結果、映画を観てから、ずっとこの「INTO THE WILD」が忘れられない。
ふと目に留まって借りた映画だったのに、想定外の影響を受けてる。

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